地盤調査
建物を建てる前の地盤調査は必要?
せっかく建てた新居が、傾いてしまったら???
建物が傾きだすとダメージを受けるのが、人間でいう骨格にあたる柱や基礎などの「構造材」です。しかし、構造材は簡単に交換したり、修復したりできません。雨漏りなどといったトラブルと違い、家が傾いてからでは遅いのです。
土地や建売住宅の売り出し広告には、交通の便、日当たり、風通しなどのうたい文句が並らび、 誰でも物件を選ぶ際には必ずチェックする項目です。しかし地盤の善し悪しについて触れた広告を見たことがあるでしょうか。
地盤は不動、不変のもののように思われていますが、地盤沈下によるトラブルは1,000件に7件以上の割合で起こっているといわれ、決して希なことではありません。
だからこそ、家を建てる前には地盤についてよく知っておくことが大切です。
地盤はどのように調べるのか?
戸建住宅で、最も広く採用されているのがスウェーデン式サウンディング試験(以降SWS試験)と呼ばれる調査方法で、スクリューポイントを取り付けたロッドに1.0KNまでの荷重を加えて、ロッドがどれだけ地中に貫入するかを測定します。貫入が止まった後、ハンドルに回転を加えてさらに地中にねじ込み、一定距離を貫通させるのに必要な回転数を測定し、その結果をもとに地盤の強度を判断します。
1976年にはJIS規格(日本工業規格 JIS A 1221)に制定され、現在では戸建住宅向けの地盤調査のほとんどが本試験によって実施されています。しかし、SWS試験はローコストで出来る地盤調査ですが、以下のような問題点もあります。
SWS試験のデメリット
- 土質の判定が難しい。(音を聞き分けるなど経験が必要である。ジャリジャリ=砂 無音=粘土)
- 地表面のよく締まった盛土や石ころの摩擦力により、良い地盤と判定(改良なし)される場合がある。
- 長い時間の圧密を受けた深部の安定した層でも軟弱と判定される場合がある。
- 非常に軟弱で、地盤沈下の元凶である腐植土と粘性土の区別が出来ない。
などから、不必要な改良工事判定が出たり、改良工事をしたにもかかわらず、地盤沈下事故が起こる場合もあります。
余計な地盤改良を減らし、地盤事故を減らす
地盤調査が誕生しました。
地盤を科学する「スクリュードライバー・サウンディング試験」(以降SDS試験)の誕生です。
SDS試験は、従来のSWS試験を改良したもので0.25mごとに摩擦抵抗を補正し、 載荷荷重を段階的に加えながら負荷(トルク)と沈下速度を測定します。 そのデータから分析グラフを作成して、土質を判断する事が可能になりました。
スクリュードライバー・サウンディング試験(SDS試験)のメリット
腐植土の判別ができ、地盤事故を防止することができます。
過圧密粘土を判別し、地盤改良を減らすことができます。
地盤改良
地盤改良の先端技術HYSPEED工法。
HySPEED工法は、既存の地盤改良工法のようにあらかじめ決まった杭を使ったり、地盤を補強しない工事と異なり、 砕石パイルをその地盤にあうように確実な施工で1本づつ造り上げ、砕石パイルと砕石パイル周辺の地盤の支持力を複合させて、 地盤の支持力を高める地盤改良工法です。
この方法により軟弱地盤が、より「確実」に、より「早く」、より「安く」、地盤改良ができ、地震時の液状化から地盤を守ります。
地盤改良のあらゆる問題を解決!
スピーディーで正確な施工で強固な地盤と工事時間の短縮を一挙に解決!
HySPEEDドリルにより地盤を掘削し、天然砕石を投入します。砕石厚30cm程度毎にハンマー転圧(ピストンバルブ)をして、十分締め固めをしながら地表まで砕石パイルを構築します。
この締め固めの効果は、直径400mmで掘削したものに直径450mm分の砕石を使用し、掘削壁にその砕石をくいこませ、周辺地盤も圧密を促進します。施工後に平板載荷試験を行いますので、仕上がりの強度が明確に判明するため安心です。
この工法は、地盤改良のあらゆる問題を解決するまさにパーフェクトパイルです。
液状化対策工法
従来の工法では、液状化が起こると一気に水が地表に噴き出し、地盤沈下が起こる可能性があります。ハイスピード工法は、間隙水圧を消散し、砕石パイルとその周辺の圧密効果により液状化を抑制します。また、締め固め効果により不同沈下を防ぎます。
地震の衝撃に強い
地震の時、家の揺れ方と地盤の揺れ方に違いがあり、杭はその変化に耐えられないこともあります。ハイスピード工法の砕石パイルはもともと固まっていないため、地盤の揺れに追随して、地震の揺れによる強度低下をやわらげる効果があります。
無公害工法
発ガン性物質六価クロムは、セメントと土を混ざるときに発生する恐れがあり、汚染物質の浄化義務を負うと共に、家族の健康を害する恐れもあります。砕石パイルを使用するハイスピード工法には、このような心配は一切ありません。
環境貢献工法
天然の砕石しか使わないので、土境汚染や環境破壊による周辺地域への悪影響を起こしません。つまり住む人の健康被害を起さない。
産廃費用が発生しない
将来家の建て替えをするときも、同程度の家であれば繰り返し使えます。
リユースで地球に貢献
砕石パイルと現地盤で複合的に面全体で建物を支えるので、安定した強さがある。
パーフェクトな工事保証
日本大手保証会社の保証がついている。
CO2を5,000kg削減
砕石しか使わないことにより他の工法に比べC02の排出を少なくなる。
遺跡になる工法
セメントや鉄パイプのように劣化したり、錆びたりしない、永久地盤工法。
地盤保証
セメントゼロのオーガニック地盤保証。
昨今、長寿命で環境に配慮した住まいのニーズが高まってきています。
セメントゼロのオーガニック地盤保証BIOS[ビオス]は、そうした次代のニーズを見据え、地盤の強さだけでなく、土壌の汚染についても確固たる基準を設けることで、地盤を公正に調査・解析し、環境汚染の心配のない安全な地盤を保証します。
オーガニック地盤保証「BIOS」は、住宅地盤の地盤調査結果により改良工事の必要のない住宅地盤はもちろん、改良が必要と判定された際は、地盤改良工事において土壌汚染リスクのない工法に限定して保証を付保します。
BIOSの目指す3つの安心
土地から発ガン性物質が発生!?
セメントと土を混ぜると化学反応をおこし「六価クロム」という有害物質が発生する危険があります。六価クロムとはアスベストに並ぶ二大発ガン性物質の1つ、国際がん研究機関からもリストアップされています。
改良の有無に関わらず「脱土壌汚染」と判定された地盤には地盤証明書を発行!!
土地の価値がゼロになる!?
セメント系の地盤改良をする以上、土壌汚染が見つかると浄化費用がかかります。埋設物はマイナス評価になり、将来の撤去費用が発生したり、地価のマイナス要素として判断され、 地価の下落につながります。
ハイスピード工法はセメントを使わないため、資産価値毀損リスクはありません。
地盤事故の確率は意外と高い!?
地盤事故は10,000件に1件以上の確率で発生すると言われています。宝くじ1等当選確率が1/1,000万と言われていますので、単純比較しても宝くじ1等が当たるよりもはるかに高い確率で地盤事故は起きているのです。
万一の事故が発生しても専任チームがすぐにお伺いします!!